2008年02月20日

2月20日【畑の勉強会】春の施肥(vino)

半年ほど前から木曜日の20:00から自宅を開放して、栽培の勉強会を行ってきました。

年末までに土壌学の物理的な部分を勉強し、今は畑の施肥のことを考えながら
化学的な部分に手を付け始めています。

この春から畑をいくつかに分割して、それぞれが自分の育てたいものを育てるようにします。
そこでどのような施肥を行ったらいいのか、それぞれ相談しました。

まず、施肥量を決定する流れとして

1.土壌分析の結果を基にミネラル(特にMg,Ca,K)のバランスを整える施肥量を計算します。
  この時に各作物の特性を考慮できるようになると良い。(ナスはKが多めとか)

2.前作に使った肥料が窒素分としてどの程度残っているかを、肥料の種類や季節、前作に
  何を植えたのかを考慮して計算し、この春に入れる肥料から差し引きます。
  
あとは、窒素に関してもミネラルに関しても、植物が必要とする時期を把握してそれぞれの時期に必要量供給できるような肥料の選定を行い、施肥量を決定していきます。

そして今回の勉強会ではさらに、具体的にこういう野菜はこういう時期にこの栄養素が多く必要になるとか、この肥料の分解特性はこうだから、早く効くとか遅く効くとか、そういったことを話しました。  


Posted by縁農隊at 00:00 Comments(5) 勉強会